~八王子の郷土刀~
下原刀(したはらとう)とは?
「脇差 銘 武州住康重作」
下原刀(したはらとう)とは、室町時代後期から江戸時代にかけて武蔵国八王子
(現在の東京都八王子市)で活躍した刀工集団が制作した刀剣類のことです。
下恩方、横川、元八王子近辺では下原十家と呼ばれる鍛冶(山本姓の一族)が散在していました。相州刀の流れをくみ、戦国期は関東管領上杉家老職の大石氏、小田原北条氏照の庇護をうけ、江戸時代は徳川家の御用を勤めました。
武蔵国のなかでは唯一、古刀の時代(慶長以前)から存在していた刀工一門になります。
下原肌(したはらはだ)とは

下原刀の特徴の一つで、地鉄部分にあらわれる珍しい渦巻き状の模様。
黒ずむ感じで剛い杢目肌に渦巻肌(如輪杢)が連なります。古刀末期(慶長時代より前)のものによく見られます。
活動内容
武州八王子下原刀研究会
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ご 挨 拶
もともとは下原刀研究の第一人者であった故後藤安孝先生(元日本美術刀剣保存協会事務局長) ご指導のもと、平成元年頃から地元の愛好家が集まって勉強会をはじめました。
八王子市民でも下原刀を知らない人がほとんで、世間の認知度が低い上に、近年では下原刀の研究者や 愛好家が年々減り続けていることに危機感をおぼえております。
当会は下原刀に興味を持つ人が一人でも増えてほしいと願い、2024年(令和6年)に八王子文化連盟に加盟し、 名前を「武州八王子下原刀研究会」として発足しました。 下原刀の保存・研究・啓蒙を目的として活動し、微力ながら八王子の文化財保護の一端を担っていきたいと願っております。
武州八王子下原刀研究会
会長 伊藤 学
顧問 三入 敏之

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勉強会・鑑賞会
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下原刀の愛好者が集って、毎月1回 勉強会をおこなっております。
本物の下原刀の鑑賞会も同時に開催しておりますので、下原刀に興味のある方はどなたでもご参加ください。初めての方でも刀の見方などから教えます。
現在、公営の郷土資料館では下原刀の常設がないので、実物を手に取って見られる機会です。
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展示会と講演会
八王子の郷土刀・下原刀(したはらとう)を広く知っていただくため、 展示会とあわせて講演会もおこなっております。
地域の町おこしや地元活性化のイベント、日本文化を広める行事など、ご依頼があれば出張いたします。
展示会と講和の様子 2024.9.21八王子市中町 まち・なかギャラリーにて

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下原刀の管理・保存のお手伝い
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◇地域に根ざした活動◇
~高尾山薬王院の奉納刀の手入れ~
高尾山薬王院へ奉納された刀の手入れに行っております。(年2回)
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高尾山薬王院所蔵の刀と市民が奉納した刀櫃
刀の保管には定期的な手入れが欠かせません。

下原刀を探しています。情報がありましたらお知らせください。 八王子市では昭和40年代から有形文化財として103本を指定し、 平成14年時点で83件の刀剣類の指定が確認されていますが、現在、 相続などで所在がわからなくなったものが多数あります。 貴重な郷土刀が分散するのは惜しい限りなので、家にある下原刀の取扱いがわからない、 手放そうと思われる方がいらしたら当会へご相談・情報をお寄せください。
お知らせ
勉強会・鑑賞会のご案内
刀剣鑑賞と下原刀の研究を行っております。ご興味ある方はどなたでもご参加いただけます。
毎月1回 開催 第4日曜日 15:00-17:00ごろまで
場所:東京都八王子市八幡町13-2 ふくしまやビル3F 剣心館竹松道場にて
参加費:1000円
※2025年12月の勉強会・鑑賞会は年末のためお休みします
~テーマの一例 「康重と刃中の働き、砂流し・金筋の鑑賞」~
当会は、下原刀の研究の他、お持ち寄り頂きました色々な日本刀も、対象になります。
ご相談なども承りますので、お気軽にご参加下さい。資料等の都合もありますので、事前にお知らせください。
お申し込みは下記「お問い合わせフォーム」からお願いいたします。
ふくしまやビル3F 剣心館竹松道場 (JR八王子駅より徒歩15分)
イベントのご案内
今後の展示会の情報と、「八王子刀道愛好会」のメンバーによる抜刀術(試切り) 演武も各地で開催されているので、あわせてお知らせいたします。






